今日の学習目標 (Learning Objectives)
- TikTok最適な「9:16」のアスペクト比設定と、不要な間を削る「ジャンプカット」を習得する。
- 「はめ込み合成 (Overlay)」と「マスク」を使い、プロっぽい画面構成を作る。
- 音と映像をシンクロさせる「音ハメ」とトランジションの黄金比を理解する。
動画編集は、「足し算」ではなく「引き算」です。
情報を詰め込むのではなく、視聴者が飽きる「空白の時間」を徹底的に削ぎ落とす。
それが、最後まで見られる動画(視聴維持率の高い動画)を作る唯一の近道です。
01 THE CUT: 引き算の美学
「何を撮るか」以上に「何を捨てるか」が重要です。最初のステップは、TikTokに最適な画角設定と、 徹底的な無駄の排除(ジャンプカット)です。
1. アスペクト比 (Aspect Ratio)
TikTokはスマホ全画面(9:16)で見るアプリです。
横長(16:9)の動画をそのままアップすると、上下に黒い帯ができ、画面が小さくなってしまいます。
「黒帯は手抜き」と判断され、即スワイプされる原因になります。
2. ジャンプカット (Jump Cut)
YouTuberの動画で、息継ぎの間すらなく喋り続けているのを見たことがありませんか?
あれが「ジャンプカット」です。無言の時間(波形のない部分)を物理的に削除し、クリップ同士を繋げます。
無音区間を削除し、トークを直結させる
THE CUT SIMULATOR
無音(グレー)の部分でタイミングよく「CUT」ボタンを押せ!
02 THE LAYERS: 重ね順の魔術
次は「足し算」です。動画の上に別の動画や画像を重ねることで、情報量を増やします。
CapCutでは「はめ込み合成」と呼ばれますが、これはWebやPhotoshopの「レイヤー」と全く同じ概念です。
レイヤー構造の理解
上にあるレイヤー(素材)が優先して表示されます。
1階に「背景動画」、2階に「ワイプ(はめ込み合成)」、3階に「テロップ」を置くイメージです。
この順番を間違えると、テロップが動画の下に潜り込んで見えなくなってしまいます。
2階の「ワイプ」に「マスク(円形)」をかけると、四角い動画を丸く切り抜くことができます。リアクション撮影で必須のテクニックです。
03 THE STAGING: プロの演出
「動画が素人っぽい」最大の原因は、実は「やりすぎ」にあります。
プロは常に引き算を意識し、効果音やエフェクトを「ここぞ!」という場面に絞って使います。
1. The 80/20 Rule (演出の黄金比)
動画のクオリティは「素材の質」で決まります。
80%は「元動画とカット割り」で勝負し、エフェクトやテロップなどの「演出」は残りの20%に抑えるのが鉄則です。
派手なエフェクトで誤魔化そうとすると、逆に安っぽくなります。
2. Sound Sync (音ハメ)
視聴者は「目」と「耳」のリズムが一致した時、快感を覚えます。
音楽の「ビート(キックやスネアの音)」に合わせてカットを切るだけで、動画のプロっぽさが劇的に上がります。
3. Transition Rules (場面転換)
「回転」や「ズーム」などの派手なトランジションは、使いすぎると視聴者を酔わせてしまいます。
基本は「デフォルト(トランジションなし)」。場面が大きく変わる時だけ使いましょう。
くどい・安っぽい・見づらい
シンプル・テンポが良い・プロっぽい
WEB制作の裏側・実装のヒミツ
KNOWLEDGE CHECK
Vol.1 Day 5 理解度テスト / 全5問